英語を話すためのヒント
単語量を増やすのは○?×?
「英語を話すことが難しい...」と感じてしまう一つの理由が『単語』です。 頭の中に言いたい表現があるにも関わらず、一つの日本語の単語を英語に置き換えることができないために、会話の中でもどかしい経験をしたことがある方も多いと思います。 そのとき皆さんは、『単語力不足』を原因として、ひたすら単語を暗記する学習に時間を費やしてはいませんでしたか? 覚えた単語を常に瞬間的に言えるのであればベストです。 しかし、さまざまな場面がある中で、それにぴったりと合う単語を瞬時に思い出すというのは、本当に難しいことだと思います。 また、その日本語の単語が英語的ではなく、英語に訳せないということも考えられます。 それでは、そのような状況のとき、どうすればよいのでしょうか? セルフチェックの文で、そのことについて考えてみましょう。
『先週、日光駅はとても混んでいました。』
この文で、まずひっかかる単語は『混む』だと思います。 『混んでいた...混んでいる...混む...混むって英語でなんだっけ...』と思い出そうとしている間に数秒が経ってしまい、会話が中断してしまいます。 あるいは数十秒思い出そうとしたけれど、思い出せないということもありえるでしょう。 もちろん『混む = crowded』という形容詞を瞬時につかむことができたのであれば全く問題はありません。 しかし、『crowded』が思い出せなかった方には『ヒント① 英語は国語力』を強く意識して頂くことをオススメします。
日本語から日本語へ言い換えること
会話において、言いたい単語を知らなかったり、思い出せない場合、まずはその日本語の文を違う表現に変換してみましょう。 『日本語から日本語へ言い換える』のです。 先程の例では、『とても混んでいました』が言えなかったので、この箇所を変換します。 『とても混んでいる』ということは『多くの人がいた』と表現を変えることができると思います。 それではこの表現を先程の例に当てはめてみましょう。
『先週、日光駅には多くの人がいました。』
この文で『暗闇の中で一筋の光が見えた!』という方は正解をページ最下部で確認してみましょう。 『う〜ん...まだ光が見えない...』という方、さらにこの文を『変換』あるいは『簡素化』してみましょう。 『多くの人がいた』という表現を英語にすることが難しい理由の一つとして、『いる』という単語または文法が見つからないからかもしれません。 それではその『いる』を忘れましょう。さらに表現を変えるのです。 『日光駅に多くの人がいた』ということは、もしかして『日光駅で多くの人を見た』ということかもしれません。 この日本語の文ではいかがでしょうか?
『私は先週、日光駅で多くの人を見ました。』
この文になって、やっと『I like music』のような学校で学んだ『主語+動詞+目的語』の文型となりました。 それではこの文型に上記の日本語の文を当てはめてみましょう。 『まだ難しい...』という方、まだまだ変換することができます! 主語を『私』から『多くの人 many people』にしてみてはどうでしょうか? そうすると以下の文も考えられます。
『先週、多くの人が日光駅へ来ました。』
もちろん、このような『変換・簡素化』を重ねるにつれ、最初の文との間にニュアンスの違いが生じてしまうことがあります。 しかし、自分が相手に伝えたい『メッセージ』としては成立します。 外国人と英語で会話をする目的は『相手とコミュニケーションをとる』ためです。 その『コミュニケーション』をとるために英語を話すのです。 一つの単語が分からないために、沈黙してしまい、相手に言いたいことが伝わらないよりも、『メッセージ』を相手に伝えることが重要です。 最初にお伝えしたように、その日本語の単語や表現によっては『日本語的』な場合もあるので、 その時は『変換・簡素化』をすることで、やっと『英語的』で『ナチュラル』な文になります。 このようなことも含め、『英語は国語力』が非常に重要になるのです。
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